テーブル人形劇って?

 

昔から「7歳までは神の内」というように、その年齢の子どもは、人間の一生の中でも特別な状態にいます。暖かい守りがなにより必要な時期です。その夢の意識状態にある子どもたちが、ゆっくりと自然に、自ずから育っていくには、昔話・メールヒェンは大きな手助けになります。各民族に伝わる昔話の世界は、幼い子どもたちにぴったりです。

 

テーブル人形劇とは、シュタイナー教育の中から生まれた新しい形の人形劇です。

紙芝居のように上演者が姿を見せて語りながら人形を動かします。テーブルの上にいろいろな色の絹で景色や家などを設え、そこを舞台に人形や動物などが登場して物語を展開していきます。登場する人形たちは極力簡素に仕上げられていますが、子どもたちはファンタジーの力を存分に使って、そこにいろいろな表情やドラマを見るのです。演目は、誰もがよく親しんでいるグリム童話や日本の昔話などが主です。お話の世界にすっかり入れるような、静かな雰囲気で楽しみます。

     

シュタイナー教育について

オーストリア生まれの思想家ルドルフ・シュタイナーによって打ち立てられた精神科学を元に、ドイツのシュトゥットガルトで始めのシュタイナー学校が始まりました。以後100年になる今日では世界中にその動きがひろがり、多くのシュタイナー幼稚園をはじめ、1000校近いシュタイナー学校が出来ています。テストのない授業。担任が8年間持ち上がる。オイリュトミーという授業がある。エポック式での時間割などなど。表に現れる特徴をあげればたくさんあります。また、この学校の子どもたちは偏りのないひとりの、その人ならではという個を大切に守られて成長していきます。存在そのものにしっかりとした視点をあてて教育されていきますので、少し風変わりな所があっても、ひとりの子どもの身体と心と思考が、どのように育っていくのか、そのバランスを担任の先生が目に見えるもののごとくに把握して教育していきます。芸術を通しての学校教育であり、幼稚園生活のなかでも、芸術活動が毎日、日替わりで行われます。(参考文献は多く出版されています。)